BLOG

変化に対し敏感に
行動は俊敏に
継続的な考え方を

BLOG BLOG

2022年のIT業界はどうなる?今後の動向と展望について

2022年のIT業界はどうなる?今後の動向と展望について

「2022年のIT業界がどうなるのか心配」

「IT業界はコロナでも成長してるってホント?」

コロナ禍になり生活スタイルが変わった方や、ITに関わりのある方は2022年の動向が気になり、こんなふうに思うこともあるのではないでしょうか。

2022年になりIT業界はどのように変化を予想されているのでしょうか。ここでは各IT調査会社の予想と、そこから導き出された総合的な動向について記載しています。

ITの動向を予想する会社

2022年、各会社はどのように予想をしているのでしょうか。2022年のIT業界について発表している会社についてまとめました。

Gartner Japan

ガードナー・ジャパンは2022年の業界のトレンド「戦略的テクノロジのトップ・トレンド」を2021年11月17日に明らかにしました。Gartnerの2022年のトレンドは「成長」「変化」「信頼」の3項目に分けられ、AIやクラウドを利用することで効率化やコスト削減を可能にすることができると発表しています。

CompTIA

CompTIA米国本部調査は2022年のIT業界の動向を「加速」「革新」「戦略」への回帰であると予想しています。2020年と2021年はコロナ禍でリモートワークの拡大に伴い企業は大きく経営スタイルを考え直すこととなりました。会社やサービスの顧客維持に奔走していた2年を経て、リモートワークで仕事の効率化、それにともなうIT関連サービスの普及によりITは今後もさらなる躍進を遂げると思われます。

IDC Japan

IT専門調査会社であるIDC Japan 株式会社は2021年12月14日に2022年のIT業界のトレンド10項目を発表しました。IDCも2021年に行われたデジタル技術投資の積極的な動きにより、コロナ禍の佳境を乗り越えIT業界は回復と成長をすると発表しています。

2022年に予想されるITの主要な動向

それでは2022年はなにが注目されているのでしょうか、2022年注目されている項目について記載します。

DX(デジタルトランスフォーメーション)

DX(Digital Transformation)は、「進化する技術が人々の生活を豊かにする」という概念のことです。社会や経済のデジタル化が浸透し、さらにコロナ禍になり企業やサービスがデジタルを前提に作られることが多くなったことでDXの取り組みが非常に活発になりました。2021年に活発化したDXですが、2022年も引き続き加速していくと考えられています。

AI(人工知能)

近年活発化し多くの場所で話題に上がるAIもまた、データサイエンス、機械学習分野とともに2022年も引き続きサービスの開発とそれに伴うエンジニアの需要も高い傾向になるでしょう。自然言語処理やサイバーセキュリティはもちろん、自動車などの分野でもAIは広く使われていきます。

5G(第5世代移動通信システム)

5Gは2020年春からサービスがスタートした通信システムで、高速、低遅延、多数同時接続の特徴を持ちます。企業や自治体で導入されているのはもちろん、KDDIのpovo、NTTドコモのahamo、ソフトバンクのLINEMOなど5Gを使うサービスが相次いで導入されたことでどんどん浸透、拡大してきています。2022年は5Gの取り組みがさらに増加されると予想されています。

IoT(モノのインターネット)

2015年ほどから徐々に広がりをみせ、2021年のコロナ禍でさらなる成長をしました。IoTへの各企業の投資額が増えています。用途としては現地に行かずとも状況を確認できる「遠隔監視」や、遠くから操作が可能な「遠隔操作」などの需要が高まっています。

サイバー攻撃

2020年から始まったコロナ禍で、在宅ワークを狙うサイバー攻撃の発生件数が増えました。マルチウェアやウイルス、フィッシング詐欺などその方法は多岐にわたり、PCやサービスのセキュリティに関して注意喚起がされていますが、その発生件数や手口は増加しています。

2022年はサイバー攻撃も、それに対応するサイバーセキュリティ対策も増えていくと考えられます。

クラウドサービス

クラウドサービスと称されるSaaS、PaaS、IaaSもまたコロナ禍により使用の場が広がりました。一定の場所におらずともサービスを使用する環境を用意することができ、インターネットさえさればどこからでもアクセスが可能ということで企業も積極的に導入をしています。

ユーザーが使用するクラウドサービスも増え、企業でも個人でも今後ますますクラウドサービスの使用は増えることが予想されます。

まとめ

本記事では2022年のIT業界の動向について触れました。

日本ではコロナの猛威が弱まったように感じる2022年はじめですが、IT業界は変わらず、もしくはさらに躍進しそうです。それに伴いサイバー攻撃など気を付けないといけないことも増えてくると思われるため、最新の動向を欠かさずチェックしましょう。