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クラウドファーストとは?種類やオンプレミスとの違いを解説!

クラウドファーストとは?種類やオンプレミスとの違いを解説!

クラウドファーストという言葉が流行っているけれど、どういう意味?

クラウドが流行ってきているけどどういったサービスなのか知りたい

クラウドとオンプレミスの違いがよくわからない

この記事を見ている人はこんなふうに悩んでいる人が多いのではないのではないでしょうか。クラウド(クラウドサービス)とはなにか、さらにクラウドファーストとはなにかということをこの記事でまとめています。

クラウドファーストとは

クラウドファーストとは、自社でインフラやサーバーなどの大がかりなシステム運用をする従来のオンプレミスの考え方ではなく、ソフトウェアやシステム、アプリケーションの構築ができるクラウドサービスを利用することを推奨する考え方です。

クラウドが認識されてから10年以上経ち、コロナ禍によりネットワークがあればどこからでも使用のできるクラウドサービスの使用率はさらに上がりました。クラウドサービスを使用することで多くのメリットがあると、今後も導入は広がっていくと思われます。

クラウドとオンプレミスの違い

クラウド(クラウドサービス)

クラウド(クラウドサービス)とは、従来自社で管理していたインフラやPCにインストールして使っていたソフトウェアを、インターネットを介してクラウドと呼ばれるサービスで使用することができるもののことです。

クラウドにはSaaS、PaaS、IaaSの3種類があり、代表的なものにAWS(Amazon Web Service)、Salesforce、Microsoft Azure、GCP(Google Cloud Platform)などがあげられます。

オンプレミス

オンプレミスとは従来のやり方で、会社内でサーバーやインフラ、それらを使用するアプリケーションなどを構築・設定して管理する方法です。クラウドが出現するまでは多くの場所でオンプレミスの形態がとられ、IT系のサービスを持つ会社ではどこでも自社でアプリケーションを動かす環境を管理していました。

クラウドの目覚ましい流行でクラウドの対となる言葉ですが、依然としてパッケージをダウンロードしてPCにインストールするアプリケーションなどのオンプレミスを選択することは非常に多くあります。

クラウドのメリット・デメリット

クラウドファーストを政府も推進していますが、なぜ現在クラウドを第一に考えようという動きがあるのでしょうか。ここではクラウドサービスを取り入れることでもたらされるメリット、デメリットについて記載します。

メリット

クラウドを使用するメリットとして、まず「自分の使用したいサービスを選択できる」ことがあげられます。

Googleだとイメージしやすいと思いますが、メールを使用したければGmail、ドキュメントを使用したければGoogle drive、スケジュール管理はGoogleカレンダーなど、自分の必要なサービスを選択できます。たとえ有料オプションでも自分の使用したいものだけに料金を払えばいいため、無駄なコストを抑えることができます。

クラウドのメリットの2つ目として、「導入が簡単で管理コストが安い」ことがあげられます。クラウドサービスは多くの人に使用してもらうことで個人の料金を安くしていることが多くあります。また、導入のハードルを下げるために初月無料などの対応を行っていることもあり、まず使用してみて今後使うかを判断することができます。

デメリット

クラウドのデメリットとしては「自由度がオンプレミスに劣る」という点がまず挙げられます。オンプレミスは会社で使用するために適切なカスタマイズを行うことができますが、クラウドはすでにあるものを使用することが前提のため、カスタマイズすることができません。

また、「セキュリティやサービスはサービス提供元に依存する」という点もデメリットです。サービスを提供するサイトの運営はサービス提供元で管理しています。そのサービスが止まってしまったり攻撃を受けたりした場合、ユーザー側では対策も取れず、復旧まで待つしか手立てはありません。

オンプレミスのメリット・デメリット

従来から使用されるオンプレミスは、サービスの提供を行うIT関連の会社では切っても切り離せないものです。ここではオンプレミスではどういったメリット、デメリットがあるのかを確認していきます。

メリット

オンプレミスのメリットとしてあげられるのはカスタマイズ性とセキュリティ性が高いという点です。自社のシステムやルールに合わせて構築・連携することが可能で、リソースも完全に社内で管理を行うためサイバー攻撃の対策なども十分対応できます。

また、ユーザー数や期間などで使用料が決まるためプラスでプラグインなどを追加するときの費用が安く済むこともあります。

デメリット

オンプレミスのデメリットはまず費用が高いということです。システムやサービスの契約料はもちろん、その他にサーバーやインフラなどの運用費用と手間がかかります。

また、社内でサーバーなどを持っている場合は地震などの災害時に多大な影響を受ける可能性があります。そのための災害対策として別拠点の用意や、その普及に関しての対策を取る必要があります。

まとめ

この記事では下記について触れました。

  • クラウドファーストとは何か
  • クラウドに対するオンプレミスとの違い
  • それぞれのメリット、デメリット

クラウドが拡大して多く導入されてきていますが、オンプレミスもまた長く利用されてきてそれぞれにメリットがあります。サービスや社内ルールによって使用できる基準は会社ごとに違います。

クラウドかオンプレミスか、どう判断してサービスを使用いたらいいのか分からない方の判断材料にしていただければ幸いです。