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DevOpsとは?導入メリットやアジャイル開発との違いを解説!

DevOpsとは?導入メリットやアジャイル開発との違いを解説!

「DevOpsに興味がある」

「DevOpsのメリットは何か知りたい」

「導入検討をしているが実際何をするのか知りたい」

この記事を見ている方はこんな悩みを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。近年DevOpsはイベントやセミナーが数多く開催され、自社サービスやシステムなどの品質向上を目標としている企業からも注目されています。この記事ではDevOpsとは何か、導入するメリットや開発手法についてご紹介します。

DevOpsとは?

最近企業の中ではDevOps(デブオプス)が注目を集めています。DevOpsとは開発(development)と運用(operations)をあわせた造語で、開発担当と運用担当が協力することでスムーズに開発を進め、より良いサービスの提供をするための考え方や仕組みのことをいいます。顧客ニーズの多様化と迅速な対応が求められるようになり、開発とリリースのサイクルも早くなってきてからはDevOpsを導入する企業が増えました。

アジャイル開発との違い

DevOpsとアジャイル開発はよく混同されますが、DevOpsは開発担当者と運用担当者が協力してより良いものを作っていくための概念であり、アジャイル開発とは効率的に開発をするために使われる開発手法という明白な違いがあります。

アジャイル開発のアジャイル(Agile)とは「素早い」「機敏な」という意味です。2000年代に登場したシステム開発の手法の一つで、大きい単位ではなく小さい単位で開発とテストを行っていきます。それまで主流とされていたウォーターフォール型の開発と比べて開発期間が大幅に短くできるため、バグやユーザビリティへの迅速な対応が可能となりました。

開発の考え方とやり方という違いがありますが、DevOpsとアジャイル開発は密接な関係があり、DevOpsの中にアジャイル開発を取り入れることで開発スピードが上がります。

DevOpsの導入メリット

DevOps導入には数多くのメリットがあり、今まで滞っていた工程をさらにスムーズに進めることができるようになります。では具体的にどういったことができるようになるのかをご紹介します。

信頼性の向上

1つのページ、1つの機能などと小さな開発規模にすることでバグや不具合の発見を早めることができます。さらに各種工程で行われていた手動操作を自動化することでヒューマンエラーの発生を防ぐ効果があり、システムの信頼性を向上させることが可能です。

生産性の向上

DevOpsは開発担当者と運用担当者が連携することで効率化が見込め、サービスリリースまでの期間を短くすることで運用や開発のスケジュールやリスク管理が簡単になります。さらにユーザーからのフィードバックを反映させやすくなり、サービスの不具合や改善点の把握を素早くすることができるため生産性が向上します。

開発スピードの向上

DevOpsでは開発担当者と運用担当者の連携が今までよりもスムーズに取れることに加え、各種作業の自動化を可能にすることで開発スピードが各段に向上します。さらに素早くリリースすることで、刻々と変化するユーザーニーズへの素早い対応が可能となります。

DevOpsにおけるベストプラクティス

DevOpsの導入において重要とされるのがツールの活用です。開発担当者と運用担当者のコミュニケーションや開発の各工程でツールを使うことでDevOpsの導入がしやすくなり、より効率的に進められます。特に開発での工程を自動化することを推奨しており、それにはCI/CDパイプラインが重要であると言われています。

CI/CDとは「Continuous Integration(継続的インテグレーション)」と「Continuous Delivery(継続的デリバリー)」の略で、テストやビルドなどを自動化することで開発担当者の各種作業を行う時間がなくなると共にヒューマンエラーをなくし、システムの信頼性を担保して生産性が向上することにつながります。

また、「Continuous Delivery(継続的デリバリー)」はテスト環境でのテストやビルドのことを指すため、本番環境への反映は人の目で確認してから行っていることがあるかもしれません。本番環境まで自動的にリソースを反映させることは「Continuous deployment(継続的デプロイ)」とされるため注意が必要です。

まとめ

この記事ではDevOpsについて下記をまとめました。

  • DevOpsとは何か
  • 導入するメリット
  • ベストプラクティス

企業により体制が違うため必ずしもDevOpsが必要とされるわけではありません。しかし他部署との連携や開発からリリースまでの効率が悪く時間がかかるという場合は、一度見直す機会になる記事になればと思います。