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ITエンジニアが不足しているといわれる理由!今後の需要についても解説
「エンジニアに興味があるけれどIT人材は不足しているってホント?」
「キャリアアップしたいけれど今後のITトレンドがよくわからない」
「IT業界で働いているけれど今のスキルで将来大丈夫なのか知りたい」
この記事を見ている方はこんなことに悩んでいる方が多いのではないないでしょうか。この記事ではエンジニアは本当に不足しているのか、不足しているといわれている理由や今後需要があるエンジニアについてご紹介しています。
目次
エンジニアは本当に不足している?
昔から日本はエンジニア不足といわれていました。それはIT技術が発達した2022年の現在でもよく耳にします。実際、経済産業省が発表している「IT人材需給に関する調査」では今後も不足人数がどんどん増えていくとされています。
しかしここ数年の間、高収入が見込めて手に職とされたエンジニアの開発スキルは一度身に着けると一生もので、副業にも最適とされ人気が高まりました。コロナでテレワークが多く導入されたのもIT業界で、テレワークをしたい人の転職候補でも人気となりました。それでもエンジニアは変わらず不足しているといわれています。
エンジニアが不足とされる理由とは
エンジニアは不足しているといわれていますが、それはなぜなのでしょうか。ここではエンジニアが足りないといわれる理由についてまとめました。
マルチスキルのエンジニアが少ない
エンジニアにはたくさんの種類があります。しかしネットワーク関係だけ、インフラ関係だけなど1つの分野をやっているエンジニアは非常に少なく、一般的な1つのシステムを作るためのインフラ、ネットワーク、セキュリティ、開発、運用などのすべてに精通していて、企業やシステムに合わせた提案や対応ができるエンジニアの需要が非常に高いです。こういったエンジニアはある程度の経験や知識が求められるため数が少ないのが現状です。
即戦力人材になるまで時間がかかる
エンジニアに大事なのは開発スキルと思われがちですが、プログラミングだけできればエンジニアになれるという考えは間違っています。プログラミングができることは大前提のため、初心者だとプログラミングを覚えるまで時間がかかることはもちろんですが、現在は業務に必要な最低限のコミュニケーション力や適応力、課題解決力、積極性などの様々な能力が求められており、現場ですぐに働ける人材を育てるまでも時間がかかります。
IT業界が急激に成長している
IT業界のトレンドは非常に早く移り変わります。近年のIT業界は人工知能(AI)や機械学習、ロボット、ブロックチェーンなどの最先端技術やクラウドの人気が高まりました。こういったトレンドにIT人材が追い付いていないため人気でも常に人が不足してしまうという状況に陥っています。IT業界は常に情報収集や勉強が必要ですが、それ以上に変化が早く、また中々勉強時間が取れないことも理由といえます。
IT業界はブラックなイメージが強い
昔からIT業界は残業が多い、会話がなさそう、難しそうなど負のイメージが定着していました。しかし近年のIT企業は一般企業とほぼかわらなくなっており、プログラミング学習の敷居も低くなりました。テレワークの普及や副業ブームもあり自由なイメージを持つ人も増えつつありますが、人材不足の解決にはまだまだ時間がかかるでしょう。
従来型のエンジニアは仕事がなくなる?
エンジニアは不足しているといわれていますが、それはクラウドや最先端技術の話であってWEBエンジニアなどは飽和状態といわれています。WEBサイト制作に必要なプログラミング言語は比較的簡単でデザイン性もあることから副業ブームで一気に学ぶ人が増えましたが、差別化が難しい点が上げられます。
その他スキルを磨いていけないエンジニアもキャリアアップが難しいでしょう。IT業界は変化が早いため、時代の波に乗り自主的にスキルアップしつつ自分に付加価値を積み上げていける人でないと給料も上がらないということになりかねません。
今後需要があるエンジニア
それでは今後はどういったエンジニアが必要とされてくるのでしょうか。ここでは今後重宝されていくであろうエンジニアについてご紹介します。
クラウドエンジニア
クラウドサービス自体は以前からありましたが、コロナでテレワークが普及すると一気にクラウドサービスの導入率が上がりました。AWSやGoogle Cloud Platformなどはどんな企業でも非常に人気があり、どこに行っても通用するスキルです。
ただ、クラウド上のサービスでシステム設計、構築などを行うため、ネットワークやセキュリティなど幅広い知識が必要になってきます。
セキュリティエンジニア
セキュリティは企業にとって非常に重要です。昔から数多くサイバー攻撃やウイルスが問題視されてきましたが、テレワーク普及の影響も含めてその脅威や被害率は年々上がっています。手口も複雑化、巧妙化されてどんなに注意喚起しても日頃気を付けていても、予想外に被害にあってしまう可能性は十分あります。
そんな深刻化するセキュリティ対策に対応できるセキュリティエンジニアは今後もどんどん需要が上がっていくと見られます。
最先端技術の知識があるエンジニア
最も不足しているといえるのではないかというのが、モノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)などの最先端技術についての知識を持っているエンジニアです。機械学習や深層学習(ディープラーニング)なども含まれるでしょう。これらは近年出てきて急速に広がりを見せている領域であるため、知識を持っている人が非常に少なく不足しています。
今後導入が加速していくと考えられることからこれらの需要は高いことが見込まれるため、今から勉強しても遅くありません。
まとめ
今回の記事はITエンジニアが不足している理由や今後の需要についてご紹介しました。
IT業界は流行の移り変わりが早く勉強も大変ですが、新しいことやテクノロジーが好きな方に最適です。エンジニアに就職したい方、IT業界でキャリアップしたい方などの参考になって、今後の日本のIT業界を背負っていく人材が増えるお手伝いになれば幸いです。