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SDGsはITで解決できる?IT技術と企業の取り組み事例を簡単解説

SDGsはITで解決できる?IT技術と企業の取り組み事例を簡単解説

2022年2月14日

「SDGsってなに?どんなものかよくからない」

「会社がSDGsに取り組んでいるけれど、なんでやっているのか分からない」

「SDGsの具体的な取り組みについて知りたい」

こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。どんどん進化する経済の中で政府はたくさんの取り組みを行っています。この記事ではSDGsとはなにか、その概要や事例についてまとめました。

SDGsとは

SDGsはSustainable Development Goalsの略で、日本語にすると「持続可能な開発目標」と称され、世界共通の解決すべき目標のことです。

2015年の国際サミットで採択され、世界中で抱えている貧困や飢餓、環境、保健、教育、ジェンダーなどの問題に対して17の目標を設定し、2030年までによりみんなが住みやすい世界にしていこうと取り組まれています。

SDGsの必要性

SDGsはなぜ必要なのでしょうか?

実はSDGsの取り組みの前身としてMDGsという取り組みがありました。MDGsはミレニアム開発目標(Millennium Development Goals)の略で、2000年の国連サミットで宣言され、8つの目標が掲げられました。

結果としてMDGsは期限として設定された2015年までに貧困や飢餓、感染症で苦しむ人口の割合の軽減を達成しましたが、一方で教育や保健、衛生などの面での目標が不達になり課題が残りました。

SDGsはこのMDGsの結果を引き継ぎ、さらに目標を具体的にして細分化し、誰もが取り残されることのない持続可能な多様性と飽和性のある社会の実現化を目指しています。

SDGsにはIT技術が不可欠!

政府の取り組んでいるSDGsにはIT技術が活用されています。どんな技術が使われているのか確認してみましょう。

Society 5.0

SDGsを達成するために日本政府はSociety 5.0に取り組んでいます。Society 5.0はIT技術を活用し、モノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)、ロボット技術を使うことで人やもののつながりで知識や技術の共有を行い、今までの課題や困難を解決しようという考えです。これにより情報リテラシーを向上させ地方の過疎化や少子高齢化の問題の軽減に役立ちます。

デジタルトランスフォーメーション(DX)

DXは「IT技術を社会に浸透させることでより良い生活にしていこう」という考え方です。IT化が活発になり人工知能(AI)やビッグデータの活用で、今まで人が行っていた作業がロボット技術により無人化または作業の軽減化がされました。こうしてITをどんどん取り入れることで業務の効率化やコストの削減が可能になります。

SDGsへの取り組み事例

多くの企業がSDGsに力を入れています。ここでは各企業がどのようにSDGsに取り組んでいるのかをご紹介いたします。

AEON MALL

参照:公式サイト

日本で多くの場所に出店しているイオンモールは、「未来につながる良いくらし」という目標を掲げサステナブルな社会の実現を目指しています。

  • 脱炭素社会の取り組み:省エネルギー、太陽光発電の活用、従業員のeco検定の取得など
  • アースデー:夜間照明の一部廃止による消費電力やCO2排出を削減して地球温暖化防止、古着の回収によるリサイクル率アップなど
  • 換気:イオンモール館内の空調を調整し快適な空間を維持する

富士通

参照:公式サイト

ITを通じて多く社会貢献してきている富士通は、今までのノウハウを生かしSGDsの目標解決に向けて取り組んでいます。

  • 風力発電(再生可能エネルギー)の活用:風タービンの品質検査における改善と向上
  • がんのゲノム医療:京都大学と共同した「説明可能なAI」を適用
  • 医療プラットフォーム:医療や健康データの活用で新しいサービスを創造する

大和ハウス

参照:公式サイト

建築業界で有名な大和ハウスは、建築やそれに付随する設備でSGDsに取り組んでいます。

  • 脱炭素社会:3つの段階(商品・サービス、自社活動、調達)を通じて実現を推進する
  • 再生可能エネルギー:ソーラーシェアリングの事業化、水面利用の太陽光発電など
  • 環境配慮型オフィス:LED導光板照明の使用によるCO2排出量の削減、パッシブコントロールによる電気使用量の削減など

まとめ

この記事では下記について触れました。

  • SGDsとは何か
  • SGDsの必要性
  • SGDsとITの関係性
  • SGDsの取り組み

IT技術はどんな現場でも状況でも使用することのできる利便性の高いものになってきています。積極的に活用して既存の課題をどんどん解決していくと期待できるものなので、ぜひ皆さんも良い社会を作っていけるよう取り入れていってください。